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  • 2026.07.27
  • 通販システムと外部システムの連携で高める全体価値】CTI編

通販ビジネスにおける電話窓口は、まだまだ重要な顧客接点です。

しかし「電話番号を聞いて検索→複数システムを行き来→履歴確認→発注状況を確認…」といった手動オペレーションは、応対品質のばらつきやオペレーターの負荷増大を招きます。

通販システムとCTI(Computer Telephony Integration:コンピュータと電話を統合する仕組み)を密に連携させ、着信と同時に顧客情報を自動表示することで、対応時間の短縮や顧客満足度の向上などさまざまなメリットがあります。

通販システムとCTIを連携させることは単なる便利機能ではなく、顧客体験・業務効率・売上向上を同時に底上げする取り組みとして、多くの企業が導入を進めています。

近年はECの普及が進む一方で、電話注文の顧客単価はECより高い傾向が続いています。また、高齢者層や複雑な相談を持つ顧客にとって、電話は依然として最も信頼できるコミュニケーション手段です。

こうした背景から、電話応対の効率化と品質向上は、通販事業者にとって欠かせないチャネルとなっています。

本コラムでは通販システムとCTIを連携するメリットや基礎知識をご紹介します。

CTI連携が生むメリット:顧客体験

電話番号からの顧客検索を完全自動化

電話注文の際には、従来は「お電話番号をお伺いします」と声がけしてから入力・検索を行っていましたが、CTI連携を用いることで着信と同時にデータベースに問い合わせを発行できます。

電話番号に紐づく顧客IDを瞬時に特定し、名前、過去の購入履歴、問い合わせ履歴、現在の出荷状況などの顧客プロフィール画面を自動表示します。

着信から数秒のうちに画面が切り替わるため、オペレーターの手入力作業や画面切り替えが不要となります。ベテランと新人の情報把握スピードの差も解消され、誰が応対しても均一なサービス品質を届けられます。

これにより、オペレーターは「いつもありがとうございます、〇〇様ですね」とすぐ会話に入れるため、第一声から顧客に寄り添った対応が可能になります。
顧客にとっては毎回同じ説明を繰り返す必要がなくなるため、ストレスが大幅に軽減されます。

特に、配送遅延や返品などセンシティブな問い合わせの場合、顧客は不安や不満を抱えて電話をかけています。
そんなときに「状況をすぐに確認できますのでご安心ください」と即座に案内できることは顧客の心象を大きく左右します。
“待たせない”ことは、顧客満足度を大幅に向上できます。

顧客に合った提案やサポートができる

着信時の画面には、

  • 過去の電話/メール/チャットなど全チャンネルのやり取り履歴
  • 直近の注文ステータス(発送待ち/発送済み/保留中)
  • 新規注文時に最適と判断されるアップセル情報

を一括で表示できます。これによりオペレーターは顧客の現在地と購買傾向を瞬時に把握し、必要に応じた追加提案やサポートをシームレスに行えます。

例:

  • 3ヶ月周期で購入している顧客に、ちょうど必要なタイミングで定期購入を案内
  • 乾燥肌の相談履歴がある顧客に、保湿美容液をセットで提案
  • 毎回A+Bを購入している顧客に、Bの買い忘れをフォロー

このようなパーソナライズされた提案は、顧客ロイヤルティを高め、LTV(顧客生涯価値)の最大化に直結します。

ECサイトのレコメンドと比較しても、電話という親密なチャネルだからこそ、きめ細かいコミュニケーションと合わせて高い成果を生みます。

CTI連携が生むメリット:業務効率

録音・自動文字起こし+感情分析で「品質管理」と「カスハラ対策」を強化

CTI連携は、オペレーターの作業効率にも大きく貢献します。すべての通話を録音し、クラウドの音声認識エンジンでリアルタイム文字起こしすることで履歴の自動登録が可能です。

さらに自然言語処理を使った感情分析や「クレームにつながりやすいキーワード検知」を行い、

  • 応対品質の定期モニタリング
  • 問題発生時の迅速なエスカレーション
  • トラブル顧客への適切なマネジメント(カスハラ対策)
  • 「言った・言わない」のトラブルが発生した際、当時の会話を確認して事実関係の把握

を自動化します。

ナレッジの蓄積と優秀なスタッフの録音データを新人教育に利用するなど、継続的に対応品質を高められます。

きちんとカスハラ対策が取れていることは、オペレーターの働きやすい環境となり、離職率の低下にもつながります。

発信側オペレーションもミスゼロへ

アウトバウンドコールでは、誤発信や重複発信が大きな業務ロスとなります。

そこで「発信リスト管理+CTI自動発信」を組み合わせ、確認ダイアログを挟みつつワンクリックで確実に発信。

コール後は通話録音と同時に注文履歴や新規ご案内履歴を自動登録することで、リストの鮮度と履歴精度を担保します。

eシェルパ×CTI連携プラットフォームとしての優位性

当社のeシェルパでは、誰が応対しても安定したサービスを提供できる仕組みを構築するために、主要CTIベンダーと標準コネクタを用意しています。

  • API連携による即時検索/履歴取得
  • 通話録音の自動アップロード
  • リアルタイムステータス(在席/取り込み中)反映

などを低工数で実装できます。
もちろん、CTIシステムやカスタムミドルウェアとの連携も柔軟に対応し、既存投資を活かした導入が可能です。

クラウド型CTIとの連携により、テレワーク環境でも自宅や拠点を問わず同じ業務体制を維持できます。繁忙期のスポット増員やBCP(事業継続計画)への対応なども柔軟に行えるため、コールセンターの安定運営に貢献します。

電話注文を重視する企業様にeシェルパをCTI連携して導入した事例では、さまざまなメリットを感じていただけました。

コールセンター全体の通話効率が上がり、応答率がアップした

管理者(SV)は、別フロアも含めてオペレータの稼働状況(「通話中」「待機」「後処理中」「離席」)がリアルタイムに把握できて管理が楽になった

ソフトフォンのため電話機が不要となり、デスクスペースが有効利用できた

電話機の工事が不要となり、オフィスレイアウト変更の自由度が高くなった

繁忙期の外部コールセンター委託時、比較的容易にeシェルパ×CTIの拠点を追加できた

おわりに

通信販売における電話対応は、単なる「受注チャネル」ではなく、ブランドの顔として顧客信頼を左右する重要ポイントです。

CTIと通販システムのシームレス連携により、応対スピード・品質・アップセル・クレーム抑止・コスト削減といった多面的な効果を同時に実現。

今後もAIやRPAを活用したさらなる自動化・高度化を進め、お客様とオペレーターの双方にストレスフリーな電話応対環境を提供してまいります。

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