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  • 2026.02.19
  • 【酒販店様必見】献酒ののし紙・マナー完全ガイド|完全無料テンプレートあり

献酒用としてお酒を購入されるお客様の対応をされることも、酒販店様にとっては多いのではないでしょうか。
その際、「のし紙の表書きはどれが正しい?」「連名の書き方は?」といった細かな作法についての質問を受けることも少なくありません。
また、献酒と一口にいっても、お祭りや地鎮祭などの神事なのか、供養や法要といった仏事なのかによって考え方が異なります。特に仏教では、お酒は基本的に供えないとされるため、のし紙の相談を受ける際には用途や宗教的背景を確認することが重要になる場合もあります。

今回のコラムでは、酒販店様がお客様からの相談にスムーズに対応できるよう、献酒の基礎知識とあわせて、シーン別に押さえておきたいのし紙の作法や考え方を整理して解説します。

献酒(けんしゅ)とは?

献酒とは、神社や神様に対してお酒を奉納することを指します。
「献」は「ささげる」、「酒」はその名の通り「日本酒」を意味し、古くから神事の一環として行われてきました。

日本では、お酒は神様と人間をつなぐ神聖なものと考えられてきました。そのため、お祝い事から日頃の感謝まで、人生の節目において「お酒を献じる」文化が大切にされています。そのため、奉献酒は単なる贈り物ではなく、敬意や感謝の気持ちを形にした行為と考えられています。

献酒が行われるシーン

献酒は、以下のような場面で行われることが一般的です。

  • 神社への奉納(例:初詣、例祭、祈願成就のお礼)
  • 地鎮祭・上棟式などの建築儀礼
  • 地域の祭礼・行事
  • 企業・団体による節目の奉納(創業記念、周年事業など)

特に近年では、企業や酒販事業者が法人名で献酒を行うケースも増えており、形式や表記の正確さが求められる場面が多くなっています。

献酒に使われるお酒の種類

一般的に選ばれるお酒は日本酒(清酒)が主流で、一升瓶や菰樽(こもだる)が選ばれます。
神社や神事では日本酒が基本とされますが、地域性を重視して地酒を選ぶケースもあります。
数量や銘柄については、事前に神社へ確認するのが望ましいでしょう。

献酒用のし紙の基本マナーを解説

のし紙は必要?

献酒では、のし紙を付けるのが一般的です。
ラベルだけではなく、誰からの奉納であるかを明確にするためにも、のし紙は重要な役割を果たします。

共通する「奉」の意味

献酒の熨斗紙には「奉納」または「奉献」と記載するのが一般的ですが、どちらにも「奉」という字が付いています。「奉」は「たてまつる」「献上する」という意味があり、両手で高く捧げ持って差し上げる姿を表しています。つまり、どちらも「神様に謹んでお供えする」という基本的な意味は同じです。

違いは「納」と「献」にある

では、何が違うのでしょうか?ポイントは後ろの漢字にあります。

漢字意味ニュアンス
おさめる、差し上げる日常に近い、自発的に納める
ささげる、神仏や目上の人に差し上げるかしこまった場面、儀礼的に献上する

つまり、

  • 日常に近い場面 → 奉納
  • かしこまった場面 → 奉献

と覚えておくとよいでしょう。

【シーン別】のし紙の表書きと水引の選び方

献酒はシーンによってのし紙の表書きが異なります。以下のパターンを押さえておきましょう。

シーン表書き(上段)水引の形備考
地鎮祭・棟上げ奉献、献酒、御祝紅白・蝶結び神事に供える場合は「奉献」が一般的です。
お祭り・祈願奉納、奉献紅白・蝶結び地域の神社や奉納先に合わせます。
表書きのワンポイント!
迷ったお客様には「奉献」をおすすめするのが無難です。

「奉納」の場面で「奉献」と書いても問題ありませんが、逆(地鎮祭などで「奉納」)は少し違和感が出ることがあります。


参考「御神酒」を熨斗紙に書くのは避けるべき?

お客様から「御神酒」と書いてほしいと依頼されることがあるかもしれません。しかし、詳しい方から見ると違和感がある表記です。
御神酒(おみき)とは、本来「神様にお供えした後のお下がりのお酒」を指します。神事で神前にお供えされ、神様の霊力が宿ったお酒を参拝者にふるまう際に「御神酒」と呼びます。
つまり、一般の方が神社に納める段階で「御神酒」と書くと、「自分が神様である」かのような意味合いになってしまいます。

【早見表】献酒の「連名」の書き方マナー

献酒では、親戚一同や会社有志など、複数人で贈るケースが多く見られます。連名には明確な序列のルールがあるため、以下のパターンを押さえておきましょう。

贈り主の構成書き方ルール配置の詳細
2~3名(同格)フルネームで全員記載中央を挟んで、左右対称になるように氏名を並べます。年齢順や五十音順で右から並べるケースが多い。
2~3名(順位あり)フルネームで全員記載右端に最も目上の人の氏名を書き、順に左へ並べます。
4名以上代表者のみフルネーム+外一同中央に代表者氏名、その左側に小さく「外一同」と書きます。
全員のフルネームを記載した別紙を添付します。
ご家族夫はフルネーム、妻は名前のみ中央に夫の氏名、その左に妻の「名前のみ」を記載します。
「〇〇家」とするやり方もあります。
法人(代表者)会社名+代表者の肩書・フルネーム中央に代表者の肩書+氏名、その右側に小さく会社名を添えます。社名だけのやり方もあります。

2~3名の場合

贈り主が2~3名であれば、中央を挟んで左右対称になるように横並びでフルネームを記載します。
右端から順に立場や役職が上の方を書きます。特に上下関係がない友人などの場合は、年齢順や五十音順で右から書きましょう。

4名以上の場合

贈り主が4名以上の場合は中央に代表者のフルネームを記載し、その左側に小さく「外一同」と書きます。誰が贈ったのかがわかるよう、全員の氏名を記した「別紙(奉書紙や白紙)」を添えるのが丁寧なマナーです。

さらに差がつく!「別紙(目録)」のワンポイント
書き方: 紙の中央上部に「奉献(または御祝・供物など)」と書き、その下に全員の氏名を右から順に(目上の人から順に)記載します。

入れ方: お酒の箱の中、または「のし」の隙間に挟むようにして同梱します。

家族の場合

ご夫婦の場合は、中央に夫のフルネーム、その左に妻の「名前のみ」を記載します。また、「○○家」と表記するやり方もあります。

法人の場合

中央に代表者の肩書とフルネーム、その右側に小さく会社名を添えます。
法人複数社で出す場合は会社名を横並びで記載します。右から順に、関係性や立場が上位の会社名を配置しますが、企業間の力関係や主催・協賛を考慮するため、事前に表記順を相談しておくと安心です。

のし紙作成の「重労働」をどう解決するか?

献酒は形式だけを整えればよいものではなく、神様への敬意や感謝の気持ちを伝える文化的な行為です。その象徴ともいえる「のし紙」は、贈り主様の真心を形にする極めて重要な役割を担っています。

しかし、現場で働く酒販店様にとって、多種多様な表書きや複雑な連名に対応したのし紙を、注文のたびに正確に作成するのは意外と重労働ではないでしょうか。「手書きでは時間がかかる」「汎用ソフトではレイアウトが崩れる」といった課題を解決するために、現在はいくつかの効率化手段があります。

  • のし紙専用ソフトの導入
    市販のパッケージソフトを使うことで、一定のフォーマットに沿った綺麗な印刷が可能になります。
  • Wordのテンプレート活用
    自社でフォーマットを作成すれば、コストを抑えて運用できますが、フォーマットの準備には時間を要する上、システムとの連携が課題となります。
  • 通販基幹システムの活用
    受注データと連動して、ワンクリックで印刷まで完結させる方法です。

「受注管理と一緒に、もっと楽にのし紙を作りたい」とお考えの酒販店様は、ぜひ当社のシステムもご検討ください。

当システムでは、パワーポイントデータの各種テンプレートを兼ね備え、直感的な操作でのし紙が作成できます。連名や特殊な表書きも思いのままに、貴社のギフト業務を劇的に効率化する機能の詳細は、以下のサービスサイトよりご覧いただけます。

クラウド型通販基幹システム「eシェルパ」

献酒・奉納酒は、神様への敬意を形にする日本文化のひとつです。

その想いを丁寧に伝えるために、形式を押さえたのし紙テンプレートをお役立てください。

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